2021年4月14日 配信
転職者インタビュー : スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

レガシー環境からクラウド環境のアジャイル開発リードへ

スターバックス箕輪様

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
箕輪 和馬

1996年に日本に初出店し、事業成長を続けるスターバックス コーヒー ジャパン。デジタル活用によるスターバックス体験の更なる進化を推進しています。システム開発会社を経て転職したスターバックステクノロジー本部 カスタマーテクノロジー部 デジタルオーダリングチームの箕輪さんにBloomがインタビューしました。

前職までの業務内容や、転職を考えた理由は?

情報系の大学を卒業したこともあり、前職は全国の鉄道に関するシステム開発会社に9年間ほど勤務していました。特に関わっていたのは、座席の予約システムです。毎年のダイヤ改正や新幹線の開業・延伸などに合わせて改修する必要があります。システムのプロジェクトリーダーとして、各システム改修に関する要件定義やデータ対応、ベンダーマネジメントなどを行っていました。

公共性の高いシステムであり、縁の下の力持ちとして技術的に貢献できる面はありました。その一方で、今後のキャリアを見直したいと思うこともありました。メインフレーム、COBOLを活用したレガシーなシステム環境だったこともあり、骨を埋めてこの環境で長く働くべきか、もっと新しい技術環境を学んでいくべきか。度々悩みました。

「30歳を前にしっかり考えよう」と思い、最新のIT技術を活用できて自身のスキルを高めていける会社にいきたい、そしてもっとユーザーに関わりが深い仕事に就きたいと考えるようになりました。転職活動が初めてだったこともあり、転職エージェントを通じて応募企業を検討していました。

スターバックスに応募した理由、入社を決めた理由は?

■最新技術を学びつつ、ユーザーに直接関わる仕事に魅力を感じた

スターバックスへの応募を考えたのは、転職エージェントからの求人紹介がきっかけです。「ビビッと来る」感覚があったのを覚えています。もともとスターバックスはよく利用しており、国内外でもお店を見つけると立ち寄るぐらいのスターバックスファンではありました。ただ、あくまで「コーヒーショップ」の印象。システム開発の仕事って一体何をやるんだろうと思いを巡らせました。

選考の中で、事前課題をもとに面接の中でプレゼンする機会がありました。当たり前のようにオンプレミスのサーバー環境を前提として話をしたのですが、スターバックスではAWSを積極活用しており、クラウドについてこれまで触れずにきたことを実感したりもしました。

担当してきた開発環境は異なるものの、システム開発に関わる姿勢などを評価してもらったのか、内定の通知に至りました。他に応募している会社からもオファーを頂き悩む面もありましたが、スターバックスが最もやりたい仕事のイメージが湧きました。当時、まだ開発途中であった顧客向けのモバイルオーダーシステムの開発など、ユーザーに直接関わるようなシステムの開発ができ、最新の技術にも触れていける。それが決め手となり、入社を決めました。

スターバックスに入社してからどんな業務を行っているか?

■モバイルアプリ開発をリード、モバイルオーダーペイの全国展開を推進

2019年の2月に入社しました。入社初日にスーツで出勤したのですが、周囲のエンジニアの雰囲気よりも硬く、かなり浮いてしまっていたように思います(笑)。スマホからでも簡単に注文・支払いができる、モバイルオーダーペイの開発の佳境だった頃でもあり、開発テスト業務を最初は手がけていました。

入社後しばらくしてから、モバイルアプリ開発のリードを担当しています。スクラムでチームを組んでおり、アジャイル型の開発を実施。ユーザー部門からあがってくるリクエストに対して優先順位を決め、スプリントごとにレビューをしながらリリースに繋げています。

モバイルオーダーペイは、2019年6月に当初56店舗のみで導入しました。その後、全国の1500以上の店舗で利用できるように展開していくための開発を担当しました。利用可能店舗が増えていくと、当然ながらオーダー数は大きく増えていきますし、お客様の使い勝手に関わるご要望も多様化してきます。利用方法の拡充やカスタマイズの充実など、モバイルオーダーの機能はローンチ当初に比べてブラッシュアップしていますし、多くのリクエストに対応できるためのアーキテクチャーの見直しも行いました。

機能面でも細かな改善を重ねました。もともとスターバックスカードへの入金はクレジットカードだけだったところ、Apple Payを通じた入金もできるように対応しました。会員登録がしやすくなるようなフォームの改善を行ったり、お客様のニックネームで受取りができるようにしたり。「エラーが出ないか」の観点は当然大切ですが、それ以上に重視しているのは「お客様の体験に適しているか」ということ。改善の積み重ねによって、多くのお客様にご利用いただけるようになっていることは嬉しく思います。

コロナ禍の影響もあって、モバイルオーダーペイの利用は更に増えていくと考えられます。他のアプリとの連携なども含め、もっともっとお客様がご利用しやすくするにはどうしたらよいか。また、店舗でのオペレーションに関わるシステム関連の要望も増えてきています。お客様、店舗パートナー、それぞれの期待に応える開発をこれからも継続的に続けていきます。

スターバックスの技術環境や組織は?

■AWSを積極活用し、アジャイルでのスピーディな開発

私が所属するデジタルオーダリングチームはカスタマーテクノロジー部に属しており、マネージャー含めて5名の構成。それぞれの担当領域の開発を進めています。

前職とは開発のスタイルが大きく異なりました。以前は大規模の開発が多く、リリースも半年に1回程度で丁寧に要件を定義するウォーターフォール型。いまはアジャイル型で、「やろう!」と決めてから1ヶ月後にサービスリリースされることもあるなど、かなりスピーディに開発されるようになっています。システム全体で見ると、ほぼ毎日のように何かしらのリリースをしている状況です。

実際の開発は社外ベンダーの方々が担ってくれていますが、一緒にスクラム開発を進めている期間も長く、強い信頼関係があることは特徴だと思います。我々から提示した開発要件に対して、「それは本当にお客様のためになるのか」と意見を言ってくれることもある。お客様に良い体験を届けることを起点にして、しっかり意見交換できる関係があることがスクラム開発でも重要な要素になっていると感じます。

技術的には、AWSを積極活用していることが特徴と言えます。私自身、前職では全てオンプレミスでしたが、入社後にかなりキャッチアップすることができました。社内はもちろん、サポートしてくれる社外ベンダーの方々もAWSに長けている。新しい技術の活用も提案してくれることがあります。リリースを繰り返す中で当然ながら不具合が出ることもありますが、クリティカルな事象を防ぎつつ、恐れずに積極的に技術的なチャレンジを行える環境だと思います。

スターバックスのエンジニアとして働く魅力は?

■企業理念の浸透をベースに、スターバックスのテクノロジーをリード

技術部門に限らない話ですが、企業理念が会社全体に浸透しているところは素晴らしいと感じます。

当社には、「人々の心を豊かで活力あるものにするために- ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」という"OUR MISSION"に加え、日々の行動指針となる"OUR VALUES”があります。企業理念が「飾り」にならず、店舗で働くパートナーもサポートセンター(本社)も深く共感して日常で体現しようとしている面は良い点ですね。

技術面では、ただの情報システム部門の位置付けではなく、スターバックスのテクノロジーをリードしていく役割を担える点は魅力的に感じます。

働き方も前職と大きく変わりました。コロナ禍の影響もありますが、いまは基本的にリモートワークをしています。実際に出社するのは月に1回程度。SlackやZoom、Microsoft Teamsなどを使ってオンラインでのコミュニケーションをしています。だいたい10時前に仕事を始めて、19時ぐらいに終えることが多いですね。

スターバックスへの転職を検討している人へのメッセージ

「転職してよかったか?」と問われると、私自身は「よかった」と即答できます。

前職でもシステム開発に関わっていましたが、変化が乏しい環境でした。いまはスピード感が全く異なり、変化・刺激に満ちている。言われたことを淡々とこなすほうが好きな方にはフィットしないかもしれませんが、物事を自分ごととして考えていける人、変化を楽しむ人には良い環境だと思います。

事業会社のIT部門ですが、一般的な「社内SE」とは異なると考えています。テクノロジー部門からもユーザー部門に提案してサービスになっていくことも多々あります。お客様に良い体験を届けるために、積極的に技術活用していける会社です。共感いただける方は、ぜひ一緒に働きたいと考えています。