2021年3月25日 配信
転職者インタビュー : 株式会社ファーストリテイリング

「役割を超えてチャレンジする」人には最高の環境

これはファーストリテイリング社M.Oさんの顔写真です。

株式会社ファーストリテイリング
M.O

「ユニクロ」「ジーユー」などのアパレルブランドを展開し、デジタル化の推進にも積極的なファーストリテイリング。店舗における顧客の購買体験や、社員・スタッフの働き方についても革新を続けています。異業界・異職種からの転職ながらリーダーとして活躍するOさんにインタビューを行いました。

前職までの業務内容や、転職を考えた理由は?

大学を卒業し、自動車メーカーに外装デザイナーとして入社しました。

高校生のとき、私が愛用していたポータブルオーディオプレイヤーがあったのですが、周囲の友達はみな流行っている他のメーカーのプレイヤーを持っていました。 「音質・技術に違いがなくても、デザインやマーケティングを含めた複合的な要素が購買行動や流行に影響する」ということを意識するようになり、大学でもデザイン経営工学を学んだことが就職先を決めた背景になっています。

自動車メーカーでは15年間勤務しました。機能やコストなどの要件を踏まえた車のデザイン業務を手がけたのち、デザイン観点からのプラットフォーム競争力強化などの戦略プロジェクトにも関わるようになりました。在籍していた後半では、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)と呼ばれる車を通じた顧客のデジタル体験の設計も行っていました。

「デジタルを使ってどう世の中を良くしていくか」を意識するようになり、自動車業界ではテクノロジー活用の遅れがあることを感じていました。ただ、正直あまり転職することは考えていませんでした。

ファーストリテイリングに応募した理由、入社を決めた理由は?

■1通の案内が、大きく人生を変えた

登録していたビジネスSNSで、ある日転職のエージェントからのメッセージが届きました。「ぜひ電話で案件を伝えたい」とのことだったので話してみたところ、ファーストリテイリングの求人の案内を受けました。普段は求人の案内には目を留めていなかったのですが、その社名を聞いた時はハッとしました。

以前からファーストリテイリングのことは大好きでした。子供の頃に和歌山に住む祖父母が連れて行ってくれたのが、初めてユニクロに行った体験です。お店に入ると、これまで入った他のお店とは全く違い、品数・色柄・サイズが豊富で好みの服もたくさんある。購入してみたら、品質も良くて着心地がいい。衝撃的で、その購買体験は忘れられず、「すごい会社だな」と思っていました。

デザイナーとして働く中でも、尊敬する佐藤可士和氏がクリエイティブに関わっていることでも興味を持っていました。ファーストリテイリングは、お客様のことを第一に考えて、より良くしていくことを常に実践する経営を行っているイメージ。そのなかでファーストリテイリングの案内を受けた時は驚きを覚え、話だけでも聞いてみようとしたのが応募のきっかけでした。

UI/UXデザイナーのポジションに応募をし、面接を受けました。「なぜファーストリテイリングに興味を持ったのか」「今後何を成し遂げたいのか」と掘り下げて聞かれるなか、これまでの経験を踏まえた顧客体験に関する課題感や、実現したいことを整理して話し合うことができました。価値観がすごく合うと感じたのを覚えています。また、ITのグローバルトップ企業の出身者がテクノロジー部門の要職に就き必要なリソースを確保しながら技術活用していることも知り、私自身まだまだ学びになることが多いと思いました。

世界一のアパレル情報製造小売業を目指していることにも強く共感し、入社を決めました。

あのとき来た1通のメッセージで、転職するつもりもなかったのに大きく人生が変わりました(笑)。

ファーストリテイリングに入社してからどんな業務を行っているか?

■店舗で働く社員・スタッフが用いる業務系のアプリを開発

2019年9月に入社し、デジタル業務改革サービス部という組織に配属になりました。当初は、デジタル活用によって店舗の業務改革を推進するチームで、UI/UXデザイナーとしての業務が中心でした。

店舗のレイアウトを計画するシステムに関わっていたのですが、「プロジェクト全体の目的や課題を捉え、自身の役割を超えてやるべきことをやる」ことを意識しつづけた結果、デザインだけでなくプロジェクトマネージャーとしての業務を担うようになりました。

いまは、店舗で働く社員・スタッフが用いる業務系のアプリを担うチームのリーダーを務めています。 お客様に喜ばれ、多くの商品が売れる店舗にするためには、各店舗における売上計画や商品在庫とともに、売り場の計画がカギになります。どんな商品をお客様にアピールしたくて、どれだけの売上を目指して、どんな売り場のレイアウトやボリュームにして、どれだけの在庫を仕入れるか。一連の計画業務を支援するシステムを提供し、ブラッシュアップを続けています。

デジタル化の活用によって、店舗の社員の働き方が大きく変わっています。 以前は売上や在庫の計画を作るために、店長はパソコンがあるバックルーム(事務室)で仕事をする時間が長い場合もありました。いまはタブレットに全ての情報を集約し、簡単に操作ができるようにすることで、店長が売り場に立ってお客様の動向に触れながら、柔軟に計画を練り直すことができるようになりました。

新たにチャレンジしているのは、店舗における社員・スタッフの稼働計画システムの開発です。 売上目標や人件費、週や曜日・時間帯の繁閑も考え、最適な人員シフトと業務の計画を立てる。店長の業務のなかでも非常に難易度の高い仕事です。熟練度の高い店長の計画の作り方を分解し、独自のアルゴリズムを作って自動化する取り組みを手がけています。業務の高度化・標準化につながり、社員の働き方の改革と、お客様にとっての良い売り場作りの双方に繋がるチャレンジです。

ファーストリテイリングの技術環境や組織は?

■店舗の現場の課題を捉えながら、スピーディなリリースに繋げていく

ベンダー企業と協働しながら開発を行っていますが、開発体制も進化を続けています。 店舗に関わるシステムであり、現場からの多くの要望が挙がってくることもありますが、全てに完璧に応えることを目指すのではなく「最も必要な要件は何か」を見定めてアジャイル型でスピーディにリリースすることを推進しています。

今後は、開発の内製化も進めていきます。どんどん現場に入り込みながらスピーディな開発・リリースを行い、効果を見ながら改善する体制を強化していきます。

店舗に関連するデジタル活用を推進するチームは約60名。ユニクロやジーユー店舗におけるセルフレジの開発・導入など、お客様の購買体験の変化に繋がる取組みも推進しています。チームの特徴は、技術のスペシャリストに加え、店舗で店長を経験していたメンバーもいるハイブリッドな組織であることです。現場の課題を的確に捉えながら、技術的に構築すべきものを最短で作っていくことを心掛けています。

柔軟な働き方も可能です。フレックスタイム制であり、自分で裁量を持って仕事の仕方を決められる。私の場合は朝は早い時間から業務を開始することが多いですが、17時〜18時には業務を終えています。

ファーストリテイリングで働く魅力は?

■自分の役割を超えて仕事を任せてくれる

当初はUI/UXデザイナーとして入社したのですが、いまはデジタル業務改革における開発プロジェクトマネジメントも行っている。自分の役割を超えて仕事を任せてくれるというのは私が求めていたことでもあり、強い魅力に感じています。また、失敗を良しとするのもこの会社の特徴。高い目標に向けてチャレンジし、多くの失敗を経験し、そこから何を学んで次にどう活かすかを自分の頭で考える。そのプロセスが好きな方は、ファーストリテイリングに合っていると思います。

この先、まだまだ社会は大きく変化をしていきます。ファーストリテイリングが世界一になるため、あるいはその先ももっとチャレンジを続けるため、既成概念に捉われずに自分の役割を更に広げていこうと思います。

ファーストリテイリングへの転職を検討している人へのメッセージ

もしファーストリテイリングに興味をお持ちの方がいるなら、「絶対に入ったほうがいい」と思っています。 「実行」を重視する会社なので、チャレンジしたいと思うなら取り組める機会が必ずある。出る杭が打たれることがなく、正当に評価される環境。

私含め、様々なバックグラウンドを持つ社員が集まっています。転職者が浮いた存在になることがなく、仲間で助け合って仕事をできることが多い。

「グローバルワン・全員経営」をテーマにしており、世界で一番良い方法を全員で実行することにこだわっています。自らのチャレンジが、世界中の店舗の働き方やお客様の購買体験の変化に繋がっていきます。自身の役割を制限せず、チャレンジしたい方には最高の環境だと思います。